着物って、どう収納したらいいんだろう？ 桐タンスを買わなきゃダメ？ スペースが限られてるからコンパクトに収納できないかな？ そんな悩みを抱えているあなた、安心してください。今回は着物収納について、賢くて簡単な方法をご紹介します。
着物収納の基本！湿気と虫から守るのがカギ
着物収納で最も大切なのは、湿気と虫から大切な和装を守ること。でも、そのために高価な桐タンスを買う必要はありません。適切な方法さえ知っていれば、普通のクローゼットやケースでも十分です。
まず、着物をきれいに畳んで、酸素を通す和紙製のたとう紙に包みましょう。これだけで、湿気対策の第一歩になります。次に、防虫剤を入れて、虫食いを防ぎます。ただし、防虫剤は1種類に絞るのがポイント。というのも、複数の種類を混ぜると、化学反応で着物を傷めてしまう可能性があるからです。
着物収納に最適なケースはプラスチック製？布製？
着物収納ケースは、プラスチック製と布製が主流ですが、どちらを選ぶべき？それぞれの特徴を見てみましょう。
プラスチック製ケースは、安価で手軽に購入できるのが魅力ですが、通気性が悪いので、そのまま使うと湿気がたまりやすいのが難点。使用する際は必ず防湿対策をしましょう。除湿シートを一緒に入れるのがおすすめです。
一方、布製ケースは通気性抜群ですからカビの心配も少なくて安心です。折りたためるタイプなら、使わないときは省スペース化できるのも◎。ただ、耐久性はプラスチック製に劣るので、上に重いものを置かないよう注意が必要です。
どちらを選ぶにせよ、定期的に着物を取り出して風を通すのを忘れずに！
これだけは避けて！着物収納のNG行為
着物収納には、思わぬ落とし穴があります。ここでは、絶対に避けたい6つのNG行為をご紹介します。
- 複数の防虫剤を使う（化学反応で着物を傷める可能性が大きいです）
- 着物用小物と一緒に収納（小物の素材が着物を変色させることもあります）
- 同じたとう紙を長期使用（たとう紙は湿気を吸収することで着物を守る役割がありますが、消耗品ですから長期間使用すると吸湿性が失われるので定期的な交換が必要です）
- 収納したままにする（湿気やカビのリスクを抑えるために、半年に1回は風通しをして、たとう紙を乾燥させることがおすすめです）
- 証書や薄紙と一緒に保管（虫を呼び寄せる原因になります）
- 虫の好む素材の服と一緒に収納（ウールなどは別々に）
これらを避けるだけで、着物の寿命がグッと延びますよ。
スペースを有効活用するためのコンパクト収納のコツ
限られたスペースで着物を収納したい方に、コンパクトに収納するコツをお教えします。
まず、着物を正しく畳むことが大切。きれいに畳めば、思った以上にコンパクトになります。
また、真空パックを使うのも一案ですが、長期保管には向かないので「頻繁に着る」着物向けですね。季節外の着物を一時的に収納するのにぴったりです。
着物収納にトランクルームを活用
家のスペースが本当に限られている場合、トランクルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか？
着物は通常の洋服よりもデリケートな生地のものもあり、収納方法には注意する必要がありますが、最近のトランクルームは、温湿度管理が行き届いているものが多く、着物の保管に適しています。
特に、24時間365日温湿度管理されているトランクルームなら、着物を最適な環境で保管できます。季節ごとに着物を入れ替えたり、大切な家族の晴れ着を保管したりするのに最適です。
トランクルームを利用すれば、家のスペースを有効活用しながら、大切な着物を安全に保管できます。
まとめ
着物収納、思ったより簡単ですよね？ポイントを押さえれば、特別な設備がなくても大丈夫。湿気と虫から守り、定期的に風を通すこと。これさえ守れば、着物は美しさを保ちます。
コンパクト収納を目指すなら、正しい畳み方がカギですし、本当にスペースが足りないときは、トランクルームの利用も検討してみてください。
大切な着物を美しく保管することで、和の文化を次世代に引き継ぐことができます。この記事を参考に、あなたの着物収納を見直してみてはいかがでしょうか？
大事な着物が保管できる「空調設備」が整ったトランクルームをお探しなら
